「年収の壁」支援強化パッケージを公表/厚生労働省
厚生労働省は27日、「年収の壁」の解消に向けた支援強化パッケージを公表しました。
「いわゆる 106 万円・130 万円の壁を意識せずに働くことが可能となるよう、短時間労働者への被用者保険の適用拡大、最低賃金の引上げに引き続き取り組む。」、「こうした取組と併せて、人手不足への対応が急務となる中で、壁を意識せずに働く時間を延ばすことのできる環境づくりを後押しするため、当面の対応として、(中略)支援強化パッケージを本年中に決定した上で実行し、さらに、制度の見直しに取り組む。」とされています。
〇当面の対応として概要(本年 10 月~)
(1)106 万円の壁への対応
①キャリアアップ助成金のコースの新設
②社会保険適用促進手当の標準報酬算定除外
(2)130 万円の壁への対応
③事業主の証明による被扶養者認定の円滑化
(3)配偶者手当への対応
④企業の配偶者手当の見直し促進
〇このほか、設備投資等により事業場内最低賃金の引上げに取り組む中小企
業等に対する助成金(業務改善助成金)の活用も促進します。
詳細は以下の通りです。
「年収の壁」への当面の対応策
(参考)各施策の概要
詳細は厚生労働省HPでご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_2023_00002.html
(「年収の壁」への対応HP)
https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_001_00002.html